明け方

できるだけ早く起きて朝やけをみる

2020.2.29 うるう

閏年とは何か説明しろと言われても全然ちゃんとできないのだけれども、東京事変が解散して再生する日で、4年に1日しかない2月29日という今日に、朝起きて少しわくわくしてしまう。フレンチトーストが食べたくなってちょうど材料もあったのでいそいそと作りました。わくわくするとはいえ、こんな状況下ではほとんど消化不良になってしまうわけで、なんとも無念です。3.11でも、一昨年の地震も、こういうときは芸術や文化が一番最初に切り捨てられてしまうということだ。納得はできるし、仕方がない。でも、芸術や文化は決して無力だということではないと思わせてくれたのが、アルバムツアーの金沢公演が延期となってしまったカネコアヤノが急遽配信した弾き語りインスタライブだった。「音楽の力で勇気を、元気を」なんて傲慢な言葉は大嫌いだけど、残業中に聴いた彼女の歌声にしっかり心動かされてしまった。みんな、楽しみを失ったり、希望が持てなくなってしまったときには芸術や文化に救われてるはずだ。それにしても、カネコアヤノ、とても良かった。

燦々

燦々

  • カネコアヤノ
  • J-Pop
  • ¥255

不要不急の外出を自粛するどころか、イケメンの知事から緊急事態宣言が出たようで、この土日の行動をどうしようかと考えてはみたものの、どうしても髪は切りたいので仕方なく夕方に外出した。街中の待ち合わせスポットには土曜の夕方にも関わらず人が数えるほどしかいなくて、異常さを実感した。それと同時に不謹慎ながらも、目に見えない脅威に世界中が怯えているこの事態が映画みたいで少し興奮するな…とも思ってしまった。まあ事実として思ってしまったんだから仕方ないと思うし、そう思ってる人もたくさんいると思う。いつもいく美容室は、同じ時間帯に1人しか予約が入らないようにして、風邪症状の有無を確認されたりした。いつもより会話が少ないし、心なしか声のボリュームも小さかった気がした。帰り道、ウイルスにびくつきながら夕食をどうするか考えながら人通りの少ないアーケードを歩いていると餃子の王将がガラガラだったので意を決して入店した。天津飯定食を食べながらみた首相の記者会見、新聞紙をかじってるみたいに何も感じなかったな。ひたすらにその後に待っている恋人の両親に初めて会うというイベントが待っていたからかもしれない。今夜のNHK SONGS は木村拓哉だったのでリアルタイム視聴をしましたけど、夜空ノムコウにまんまと目頭を熱くしてしまった。解散後、過去映像以外でSMAPの曲が流れたのは初めてですよね。それもメンバーが歌っているときたら、光る星の上で歌っていたのもだいぶ熱っぽくなってしまった。やっぱりSMAPは良い。年明けはメンバーたちの動き(メンバー同士のお互いへの言及など)が激化していて目が離せない。SMAPの曲が聴きたくて高校生の頃に買ったiPod classicを探してだしてきたものの充電できるケーブルがなくて仕方なくEnjoy Music Clubを聴いた。あの5人の歌聴きたいな。サブスクで全曲解禁したaikoの新曲がとても良い。J-popのど真ん中をいきながらもかっこ良いのは、言葉数が多いのに歌詞に対して変な区切り方をしない小気味の良さとか、独特のリズム感かもしれない。

子どもの頃に毎週少年サンデーを読むことに心躍らせていた体験が、今大人になって必要なことなんじゃないかと急に思いはじめた。Kindle漫画誌を色々探したところ、モーニングがぴったり好みな気がしたので定期購読したいところですが財布と時間に相談だ。読みかけの本もたくさんあるし。紙の本だと積んで置いてある読みかけもなんだか愛おしく見えたのだけど、Kindleはそうもいかず、ただ「ああ、あれも読んでないな。読まなきゃな…。」が増えるだけだ。一旦は漫画のことを忘れて明日は掃除をしよう。新しく買ったこのダイソンでな。