明け方

できるだけ早く起きて朝やけをみる

2019.2.1

コーヒーと恋愛が共にあればいい

サニーデイ・サービスは歌っているけど、おれにあるのは毎日職場のデスクで飲む安いボトルコーヒーだけで、恋愛なんてもちろんありやしません。あるわけがない。『いつかティファニーで朝食を』の影響で外で朝食をとることを趣味にしよう!と意気込んだのだけど、結局職場近くのミスドに落ち着いている。ここで朝食を食べるのは今日で5回目で、相変わらずこの店舗は近隣の住民の常連ばかりだ。コーヒーのおかわりを頼みたいのに変な金髪のオッサンがバイトの女の子に「リトルグリーモンスターって知ってる?」とか話しかけて会話が始まっちゃうから、全然コーヒー注いでくれないし、隙間風がすごくて30分といられない寒さなのに、来てしまう不思議。ミスドはドーナツとパイとマフィンの全部がうまい。幸せな気分になる。一番好きなのはやっぱり食べ慣れたオールドファッションハニーです。あ、あと、ミスドといえば原田治さんのイラストだな。小さい頃、地元の西友に店があって、スクラッチ集めてよく景品と交換してたから、遠足とかお弁当持っていく時にあのお弁当箱持っていくの恥ずかしかったなとふと思い出す。とりあえず美味しいものを食べることは一番簡単に幸せになる方法だと、最近誰かのブログで読んでその通りだと思った。みんなおれと美味しいもの食べよう。できれば可愛い子と食べたい。

昨日のこと。夜の予定がなかったからいつも付き合ってくれる後輩(美人)を誘って、外の冷気がガンガンに入り込む焼き鳥屋さんで飲んだ。大抵とりとめもない仕事の話をしたりしてるので、そこに特筆することはない(楽しかった)のだけど、お会計の時に急に店員に話しかけられた。店員はおれたちが飲んでいる時の会話の中で、おれがバツイチであることに反応して、「オレもバツイチっす!」みたいなことを言ってきた。バツイチなんてそこら中にいるのに、どうしてそんなつまんないことで反応してくるのだろうか。何せおれは彼を知らないし興味がない。彼は、「これからもっと遊べ!」みたいな、若者に尊敬されないしょうもない大人日本代表みたいなお決まりのセリフ(言ってることは間違いではないと思うけど)を吐いてきたからますます辟易した。終いにはおれと後輩(恋人有)をさし「ここは!?ここでくっつく可能性はないんですか?」「2人とも結婚してないからいいじゃないですか!」みたいな、ベタすぎるいじりをしてきたもんだからますますグッタリした。そもそも、そもそもだけど、おれは他人の恋愛についてどうこう言ったりしないし、不倫とかも人間なら仕方ないことかなと思ってるけど、自分自身は誰かを深く傷つけたり迷惑をかけないと成り立たない恋愛なんてしたくないんですよ。だから全く価値観が彼とは合わない。一応そういう時にうまく返せるような大人になりたいけど、なりたくなくもある。まあとりあえず知らない大人からのだる絡みは往々にして面倒くさいものだと再認識したから金輪際やめていただきたい。そういえば後輩との話で、最近読んだ本を教えてくれて嬉しかった。彼女は普段あまり本を読まないけど、偶然Kindleで目に止まって、共感しながら一気に読みきったらしい。信頼できる人から勧められたものはなんでも試したい性分で、その日の帰り道に酔いながらKindleで即買い。そういう自分は素直でかわいいと思います。

ナナメの夕暮れ

ダヴィンチで連載してたやつをたまに読んだりしてたけど、単行本は読んでいなかった。一応ライトリトルトゥースなので、若林がここ最近「物事をナナメに見ることをやめた」と言ってるのは知っていたので興味はあったから読むのが楽しみだ。最近の夜は特に、何かに集中したり没頭していないと、孤独とか寂寥に押しつぶされそうになる。でも明日も朝起きれば生活が始まるしお腹も減るよね。