明け方

できるだけ早く起きて朝やけをみる

2019.2.3

この土日でおれがYouTubeで検索していたこのワードが精神のバランスの悪さを物語っています。珍しくテレビでYouTubeを観ていたら、 おすすめプレイリストなるものが出てきて、ENJOY MUSIC CLUB(EMC) 江本祐介の大好きなソロ曲『ライトブルー』が一番はじめに表示されていた。

江本祐介「ライトブルー」MV - YouTube

何回でも鳥肌が立つ最高のMVで、つい続けて3回リピートしてしまった。描かれているのは、エネルギッシュでめちゃくちゃ輝く高校生の青春なのに、いわきっ子のみんなが垢抜けない感じだからおれのように青春を謳歌できなかった人間も卑屈にならずにスッとその世界に入っていけるというものです。水色祭、良い名前だなあ。もっと文化祭とか楽しみたかったなあと思うけど、あれがおれの限界だったから仕方なかったよなとも思う。この曲とMVにおれの憧れた青春が全て詰まってると言ってもウソじゃない。ありがとうYouTube。これからももっと聴くよ。EMCも聴きまくろう。EMCは人間らしさ(情けなさ)とか生活感とかを出ているのにおしゃれで楽しそうでとても良い。そういえば『住住』っていう、バカリズム、オークラ、安部裕之が脚本 出演 バカリズム×二階堂ふみ×オードリー若林 主題歌 EMC『そんな夜』のドラマ、結局札幌では放送なかったのかな。観たいなあ。そんな時少し北海道暮らしを恨むこともあるけど、ほんのその程度で、そんなことのために東京に住みたいとは思わない。音楽や物語の中で他人が紡いでいく東京の暮らしを見るだけで幸せです。それでもって先日後輩に教えてもらった、『ナナメの夕暮れ』を一日で読み切って、まんまと自分の弱さやみっともなさについて改めて考えさせられた。ここ数年自分の恥ずかしい部分を意識的に出してきたつもりだったけど、そういうことじゃないんじゃないかと考えさせられてしまった。まだ全然恥をかくことが足りないしまだまだ格好つけようとしている。そのことが本当に恥ずかしい。若林氏はしくじり先生に出演して一番心に残ったのは、「自分の弱さと向き合うことが一番難しい」としている。おれは勝手に弱さに向き合ってきたつもりだったけど全然そんなことないんだよなあ。地下鉄で堂々と『やれたかも委員会』を読めずに、NewsPicksBookを読んだり(もちろんこれはこれで真剣な読書)している恥ずかしい自意識のかたまりです。あと、心に残ったのは

親父が死んでから、自意識と自己顕示欲の質量が急激に減った感覚があった。  

そして、〝会いたい人にもう会えない〟という絶対的な事実が〝会う〟ということの価値を急激に高めた。  

誰と会ったか、と、誰と合ったか。  俺はもうほとんど人生は〝合う人に会う〟ってことで良いんじゃないかって思った。

それは、家族だし、友達だし、先輩だし、後輩だし、仕事仲間だし、ファンだし、相方だし。  

そういう合った人にこれからも会えるようにがんばる、ってことが結論で良いんじゃないかなって思った。

共感しすぎてグッときた。最近のおれは迷走しまくって、色んな人と会って話すことに重点を置きすぎていた。もちろんそれはそれで出会いの分母が増えて、経験として良かったとは思うけど、結果的に会って楽しめる合う人といた方が圧倒的に楽しいことに気づいた。いつだって緊張してるんだから無駄に緊張の機会を自ら創出してエネルギーを消費する必要はなかった。だから、若林氏の言う通り、合わない人と会わなくて済むことも大事だ。もっともっと、出来ない自分を甘やかして良いんだ。自分が自分をほめてあげなきゃ誰がほめてくれるのか。そして、話を聞いてくれる人(若林氏はそれを理解者と表現した)をこれからも大事にする。数少ない友達や、おれのことを友達と思ってくれてるのかは不明な人でもおれが勝手にそう思ってる人も大事にする。この本を教えてくれた後輩も。一生のうちで何人出会えるかわからないその人たちにもっと感謝を表現したい所存です。こんなふうに思える今の自分のことを、尖りまくって敵だらけだった18から21歳くらいの自分に教えてあげたい。少し大人になりました。他にも感じることがたくさんあったのでKindleでハイライトにした部分を何回でも読もうと思う。今日は節分みたいだけど、何もしない。多分だけど節分に豆まきも恵方巻きもやらなかったのは物心ついて初めてじゃないだろうか。実家は、適当なりにも季節の行事を大事にしていたし、実家を出てから節分を一緒に過ごした人もみんなそうだった気がする。やっぱり一人だとやる気にならないなあ。当たり前にやってきたことをやらなくなるのは少し寂しい。これからもこんな気持ちになることが何回もあるんだろうか。