明け方

できるだけ早く起きて朝やけをみる

2019.8.18

ついにテレビの画面でやる野球ゲームを買ってしまった。今まではポータブルデバイスでしかやってこなかったのに、せっかくPS4があるのだからと、ノリで決断してしまった。やり始めてみるとやはり面白くて、堕落の道を着実に歩み始めています。今年の春まで続けていた早朝の勉強習慣も途切れてしまった。このままで良いとは思っていないけど、あまり自分に課題を課しすぎると身を滅ぼす可能性があるので、もう少し甘やかしたいと思います。北海道の夏は本当に短いので、お盆がきてしまうと焦る。毎年RSRが終わると「夏終わったな」という感じだけど、今年は開催が一週遅いから夏も命拾いしている。もっとも、週間予報ではフェス当日の最高気温は32℃になっているのであまり夏の終わり感はないのだけれど。ところで先日のMステにフジファブリックがでて『若者のすべて』を志村の映像を流しながら演ったって本当ですか。みんなそうだと思うんですけど、「最後の花火に今年もなったな」の部分ですぐ目頭を熱くしてしまう。フジファブリックは志村の急逝後は積極的に聴いていないけど、ずっとバンドが続いているということがとても良いと思う。

そしてRSR前日、ドラッグストアでレジ待ちをしていると公式アカウントから初日中止のLINEがきて思考停止しました。どんな悪天候でも開催されてきたのに初の中止。残念だけど、安全には変えられないし、中止を決断した運営の気持ちを考えると受け入れないといけないと思った。願うようにして床につくと、早朝に恋人に起こされて2日目開催の報せを聞いた。2日目まで中止だったらさすがに精神崩壊してしまうところだった。近年はチケットがとりにくいし、昔みたいに参加できることが当たり前じゃないことを改めて思いしった。だから、当日の気分の高揚は並々ならぬもので、出発する前はずっと家で鼻歌を歌っていたし、マイオープニングアクトと決めていた怒髪天のアルバムをかけて余計に気持ちを高めていた。例年通り、シャトルバスで会場に向かったらバスの後ろの席の女子ふたりの会話とか声のボリュームが色々相まって少し疲れてしまった。でも同じRSRの参加者として、彼女らも楽しめれば良いなとも心から思った。会場に着いてゲートをくぐった時、静かに魂が抜け出ていく思いでした。ここにようやく帰ってきたと。お盆に帰る実家よりずっとずっとふるさと感が強い石狩の地にいつまで帰ることができるのだろうか。中止の金曜とは打って変わって、快晴中の快晴で幕を開けたライジングで、早速ビールを流し込んで浮かれまくりました。何度も何度も言うけど、本当に今年は開催自体が危ぶまれたことで、思い入れもひとしおなわけで涙腺にくる場面がいくつもあった。一番はライブでも朝日(見てない)でもなく、毎年20:55頃に上がる花火だった。ちょうどどのステージでもライブアクトがない時間にあがる花火は、もちろんフェスの主役でもなんでもない。寒くなってきてカレーやラーメンを食べている時に「そういえば」という感じであがりだした。歳をとるごとに、花火をみて心を揺さぶられるようになったなという自覚はあったものの、まさか実際に涙を流してしまうとは思わなかった。最初の打ち上げから、みんなに大して覚えられてもいない脇役の花火のために何個も何個も尺玉を作る職人さんの顔や、このフェスを成功させようと台風の危険の中奮闘するスタッフ、心待ちにしている多くの参加者人たちの喜びを感じた。勝手に。その美しさと儚さからベタすぎるのは承知で

最後の花火に今年もなったな

と、あの曲の歌詞が浮かんで追い討ちをかけるように涙を誘ってきた。恋人とここで見られて良かった。恋人が撮った花火の写真が美しすぎて何度も見返しています。

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楽しかったことはもっとたくさんあるけれど、花火以上に感情が動いたものはなかったので今年のRSRの話はこれで終わりです。参加10年目にして最高でした。また来年も、帰って来られますように。あり続けますように。