明け方

できるだけ早く起きて朝やけをみる

2021.5.25 あたらしい窓

冷凍庫がパンパンなので、前から入れておいたコストコディナーロールを昨夜から冷蔵庫に移しておき、今朝5つも食べた。冷凍庫の様相は、妻ちゃんが来月の結婚式に向けてダイエットを始めたことからブロッコリーやほうれん草で埋まっていったことによるものなのだけど、式は延期の判断をしました。この一年はまさかの連続だ。

人生には三つの坂がある。上り坂、下り坂、そして“まさか (坂本裕二『カルテット』)

自転車を買ったので、暖かくなってからはたまに自転車通勤をしている。地下鉄に乗っていたら通ることのない場所に出会えるので楽しい。ただ、朝の出発が遅れ気味なので去年みたいに職場近くの河川敷でのコーヒー読書タイムを捻出できていないのが残念だ。最近は新居に作る本棚のために紙の本を集めているので、電子書籍をあまり読まなくなってきたのだけど、この前買った『東京タラレバ娘シーズン2』が面白かった。

前作とは違ったアプローチで、結婚とは、幸せとは、人生とは、ということを考えさせられる。「結婚して楽しい家族を作って楽しくくらす」という小学生の夢が全く当たり前に実現できなくなっているのがこの時代だ。そんな中で結婚して幸せに暮らしていることに改めて感動してしまう。

仕事はしんどいことも多いけど概ね順調で、暮らしに使える時間が増えている。それでも時間は足りると思うことなんかはなく、寝る時間になるのが悔しい。

妻ちゃんの誕生日なので、少しお高めの焼肉屋さんを予約した。と言っても、営業している店は限られているし、お酒も注文できない。それでも楽しみにしてくれているようなので、おれも今日は良い日にしたいのです。仕事を予定より早めに切り上げて、街の大きな本屋へ。誕生日プレゼントはもう先月にワンピースをあげていたのだけど、当日に何もないのは味気ないのと、人のために本を選んで贈るという幸せなことをしてみたかったのです。一冊はすぐに目についた絵本『翻訳できない世界のことば』を。

翻訳できない世界のことば

翻訳できない世界のことば

 

情緒的で素敵な言葉がたくさん紹介されている。妻ちゃんはあまり本を読まないのだけど、これはちょうど良さそうだ。それでもってもう一冊は、木村和平の『あたらしい窓』を。

あたらしい窓

あたらしい窓

  • 作者:木村 和平
  • 発売日: 2021/01/02
  • メディア: 大型本
 

カネコアヤノの写真でお馴染みの木村和平さんの写真集。新刊で写真集を買ったのは生まれて初めてかもしれないな。意図はしなかったけど、二冊ともどこか詩的で穏やかな選書になりました。

あとは久々にこのブログを書きながら焼肉屋さんの予約時間を待とうと適当な椅子を探すも、どこもかしこも使用禁止のテープが置かれている。いつもホームレスの人が座っていた場所まで。あの人たちはどこで過ごしているんだろう。仕方がないので、ISHIYAのカフェに入りブレンドを注文するとサービスで白い恋人が1枚付いてきた。それが嬉しくて三口に分けて食べた。3月まで恋人だった人はもう恋人じゃなくなった。「妻」はなんだか響きが冷たい感じがしていやなので、妻ちゃんかな。日本語は同じ意味でも何通りの言い方があるくせに、配偶者については、そのほとんどのパターンがほぼダメ。ぜーんぜんダメ。もっとカジュアルでフラットな呼び名を誰か考えておくれよ。